2015/10/07
邪魔なリファラスパムを一掃!Googleアナリティクスのフィルタ機能を活用しよう(1)
Googleアナリティクスを見ていて、こんな経験はありませんか?
「急にアクセス数が増えてる!」
↓
「でも、セッション数とページビュー数の増え方が同じで、直帰率が異常に高い……」
↓
「コンテンツがつまらないからすぐ帰っちゃうのかな……」
もしかしたらそれは「リファラスパム」のせいかもしれません。リファラスパムとは、リファラ(リンク元。閲覧者がどのページからアクセスしているのか)を残すことでサイト運営者にクリックさせようとするスパム行為です。
リファラスパムの確認方法
アクセスがリファラスパムかどうか確認するには、レポートの「集客」から「すべてのトラフィック」内「参照サイト」をクリック。一覧表示されている中に「free~」や「share~」などの名前のサイトがあったら要注意。リファラスパムである可能性がかなり高いです。興味本位でそのサイトにアクセスしてはいけません。有害なサイトに誘導されたり、最悪スパイウェアを入れられたりする場合もあるようです。
↑リファラスパムの例。見るからに怪しいですね。
それだけならこちらからアクセスしなければ害はないので放っておけばいいのですが、実はリファラスパムの一番の問題は「正確なデータが取れなくなる」ことにあります。特にまだそれほどアクセス数の多くないサイトの場合、リファラスパムの影響でアクセス数や滞在時間に関する項目が大きく変動し、まともに解析できるデータではなくなってしまう場合もあります。
フィルタでリファラスパムを除外!
Googleアナリティクスの「アナリティクス設定」「ビュー」内にある「フィルタ」をクリックして先に進み、「+フィルタを追加」ボタンをクリックして下さい。
「ビューにフィルタを追加」で設定を行います。まずは「フィルタ名」にわかりやすい名前(何でもOK)を付け、フィルタの種類を「カスタム」に、フィルタ フィールドを「参照」にして、フィルタ パターンの中にリファラスパムのURLを入力。同じドメインで複数サイトからアクセスがある場合、ドメイン部分を入力すればまとめて除外できます。
あとはこれをリファラスパムの数だけ設定していきます。ちょっと面倒ですが、フィルタはキーワードごとにそれぞれ必要です。また、フィルタは設定した日から適用されるのでそれ以前のデータからリファラスパムを除外することは残念ながらできません。
これできれいなデータでアクセス解析できますね。
Googleアナリティクスのフィルタ機能は他にも便利な使い方がいろいろあるので、また紹介していきたいと思います。
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