2014/12/23
Web担当者必見!!今さら聞けない『Googleアナリティクス』の基本講座
Googleアカウントを持っている人ならば誰でも利用できる無料のWebサイト解析ツール
『Googleアナリティクス』の使い方を実際のアナリティクス画面を用いてご紹介します。
目次
アナリティクスの基本画面ユーザーサマリー
自分がアナリティクスを利用する際に最初に見るユーザーサマリーの画面と用語の紹介をします。Webサイト全体のデータを俯瞰で見る事ができます。
用語の解説
セッション
Webサイトの訪問数です。ユーザーがWebサイトへアクセスし離脱すれば、それが1セッション。また、改めてそのユーザーがアクセスし離脱すれば、新たな1セッションとなります。なのでセッションの数は次に説明するユーザーの数よりも多くなります。
ユーザー
Webサイトへアクセスした訪問者の数です。上記のセッションと似ていますが、ユーザーの数は繰り返しアクセスしてくるリピーターも『1』でカウントします。
ページビュー
ページが見られた回数です。ブログサイトで例えると、あるユーザーがサイトトップにアクセスしてそこから記事の詳細ページを見たらページビューのカウントは『2』となります。
ページ/セッション
ユーザー1人当たりが見た平均のページ数です。この数値が高いとWebサイトのコンテンツの質が高いといえます。
平均セッション時間
ユーザーがWebサイトにアクセスして離脱するまでの平均時間です。この時間が低い場合は、コンテンツの内容が薄く、ユーザーがすぐ離脱している可能性があります。
直帰率
1ページのみを閲覧してサイトを閲覧した訪問の割合です。一概には言えませんが、直帰率の割合が高い場合はWebサイトの操作性やデザイン、コンテンツを見直した方が良いです。
新規セッション率
初めてWebサイトへアクセスしたユーザーの割合です。Webサイトの種類や目的によって良し悪しが異なります。例えばECサイトでこの割合が高い場合は、リピーターが少ないという事なので、購入後にフォローメールを送ったり、商品を購入前と購入後のギャップをなくすためにWebサイトにしっかり商品の情報を記載する等の対策が考えられます。
年齢・性別・興味が分かるユーザーの分布
ユーザーの年齢
Webサイトにアクセスするユーザーの年齢層が分かるので、どの年代に向けてコンテンツを発信すれば良いのか1つの指標になります。このレポートは『25-34』が圧倒的に多いようです。
※性別の画面も基本的に同じなので割愛します。
ユーザーの興味
Webサイトにアクセスしたユーザーの興味がある分野が見れるのですが、英語表記なので少し分かりづらいです・・・。
このアナリティクスの1位『Technophiles』は日本語で新技術が好きな人のことです。
注意!トラッキングコードの改良が必要です。
Webサイトを改善していくために、とても重要な指標になる年齢・性別・興味のデータですが実は、アカウントを作成した際に発行される初期のトラッキングコードでは計測する事ができず、改良が必要です。
トラッキングコードの改良方法は以下の通りです。
ユニバーサルアナリティクスの場合
下記の通り7行目を追加
<script> (function(i,s,o,g,r,a,m){i['GoogleAnalyticsObject']=r;i[r]=i[r]||function(){ (i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o), m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m) })(window,document,'script','//www.google-analytics.com/analytics.js','ga'); ga('create', 'UA-XXXXXX-XX', 'auto'); ga('require', 'displayfeatures'); ga('send', 'pageview'); </script>
従来のGoogleアナリティクスの場合
下記の通り7行目を変更
<script type="text/javascript"> var _gaq = _gaq || []; _gaq.push(['_setAccount', 'UA-xxxxx-y']); _gaq.push(['_trackPageview']); (function() { var ga = document.createElement('script'); ga.type = 'text/javascript'; ga.async = true; ga.src = ('https:' == document.location.protocol ? 'https://ssl' : 'http://www') + '.google-analytics.com/ga.js'; var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; s.parentNode.insertBefore(ga, s); })(); </script>
まとめ
今回の分析したアナリティクスの結果からWebサイトを立ち上げる際に設定した「Webに興味がある若年層」というターゲットと今のユーザー層がうまくマッチングしているという結果でした。
Googleアナリティクスでは現状のWebサイトの問題点や、誰に向けて情報を発信していけば良いのか5W1Hが明確になるツールです。今回は基本的な見方を紹介しましたが、Googleアナリティクスの機能がアップデートされたら、また紹介したいと思います。
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