2014/08/20
Photoshopで点線を描く方法
みなさん、デザインで「点線」を使いたいときはどうしていますか?
実線ばかりのデザインの中に点線があると、少し柔らかさが出ますよね。
大変よく使うのですが、不便なことにphotoshopには「点線を描く」という機能がないのですよね…。
Illustratorにはあるのですが、点線を使うたびにわざわざIllustratorを開くのは面倒ですよね。
重くなるし(´A`)
というわけで、photoshopで点線を描く方法をいくつかご紹介したいと思います!
パターンを利用する
レイヤー効果の一つに「パターンオーバーレイ」というのがありますよね。
模様をつけたい時に使うアレです。アレを利用します。
まず前準備として、斜め線のパターンを作っておきます。
斜め線パターンの作り方は、下のような図(白い■を斜めに配置したもの)を用意して画面を全選択(Ctrl+A)、上のメニューから[編集]→[パターンを定義]といくと名前をつけられますので、それで登録したら作れます。
この時のキャンバス上の■の数が多いほど粗く、少ないほど細かい点線が作れます。
このパターンをそのまま普通にシェイプで使うと、斜め線の模様ができて便利なのですが、今回はこれを線に適用します。
幅と高さのどちらかが1pxの線を描いてみましょう。シェイプでOKです。
そしたら、その線シェイプに先ほど作ったパターンを使います。
私の手元には■の数がいろいろなパターンがあったので、いくつか作ってみました。
パターンの■の数が増えるほど、点線がざっくりしていきます。
同じ方法で、縦線も作れますよ。
もっと太い点線を作りたいときは、■を大きく作るとできます。
が、それだと果てしなくなってしまうので、斜め線ではなくボーダー(横縞)柄かストライプ(縦縞)柄のパターンを用意するといいですよ。
(先に斜め線をご紹介したのは、縦線・横線どちらも使えるからです)
シェイプを重ねて隠す
直線の点線なら上記のやり方でほぼいけますが、これが円になると上手くいきません。
そういう場合は少し無理矢理な方法を思いつきました(笑)
- まず、円の線画を描きます。
円の線画は、円をひとまわり小さい円で切り抜く方法で作りましょう。 - 円が描けましたら、そこに細長い線シェイプを作り、円に対して中央寄せにします(縦でも横でもいいです)。
- そして、この線をもとにフラッシュのような図を作ります。
このとき、フラッシュは一つのシェイプレイヤーで作りましょう。
シェイプの結合についてはこちらを参考にどうぞ。 - フラッシュができたら、フラッシュのパスを全選択してコピー(Ctrl+C)し、
- 円シェイプに貼り付け(Ctrl+V)ましょう。
- 最後にフラッシュのパスを「切り抜き」モードにします。
ちょっとずれてしまいましたが…点線の円のできあがりです。
ザラザラした点線を作る
もう1つ。規則的な点線ではなく、布に線を描いたようなザラザラした線の描き方もご紹介します。
ナチュラルテイストのデザインに合いますよ(*´∀`)
これは簡単です。
四角でも丸でもいいのですが、基本的なシェイプを描いたらレイヤー効果→境界線を開き、描画モードを「ディザ合成」にします。
そうしたら不透明度を下げてみてください。
線がボロボロと途切れました。
点線というのか微妙ですが、これも結構使えるので試してみてくださいね。
アイデア次第で機能は補えます
WEBデザインは基本的にphotoshopを使うので、photoshopにない機能を使いたいときは他のツールを使うしかないときもあります。
が、photoshopで完結できたほうが効率が良いこともあるので、いろいろ試してみると楽になりますよ。
また何か思いついたらお伝えします~。
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