2024/12/12
誰も信用しない? ゼロトラストで変わる個人のセキュリティ対策
インターネットセキュリティの技術は日々進化をしていますが、サイバー攻撃の手法も同時に進化しています。
従来の「内側は安全、外側は危険」という考え方では十分な防御ができなくなってきています。
そこで重要なのが「ゼロトラストセキュリティ」です。この考え方は「誰も信用せず、常に検証する」という原則に基づいています。
一見厳しいように聞こえますが、これはデジタル社会で自分を守るための重要な鍵になります。今回は、個人が日常生活で簡単に実践できるゼロトラストの方法をご紹介します。
目次
ゼロトラストセキュリティって何?
ゼロトラストセキュリティは、「誰も信用しない」という考え方から始まるセキュリティモデルです。
従来の「城壁と堀」型と呼ばれていたセキュリティとは異なり、ゼロトラストは「城内にいる人も含めて誰もが怪しい」と考えるセキュリティ対策です。
誰でも入れる城があったとします。しかし、各部屋には厳重な鍵がかかっていて、入るたびに身分証明が必要です。これがゼロトラストの考え方です。
出典:ゼロトラストセキュリティとは? 【2024年版_徹底解説】実現の要件とソリューションを紹介
個人でできるゼロトラスト対策
1. 多要素認証を活用する
パスワードだけでなく、指紋認証やSMSコードなど、複数の認証方法を使いましょう。
これは、金庫を開けるために鍵と暗証番号の両方を必要にするということです。
2. デバイスの健康状態を保つ
ウイルス対策ソフトを最新の状態に保ち、OSやアプリを常に最新版にアップデートしましょう。
3. ネットワークを疑う
公共Wi-Fiの使用には注意が必要です。
VPNを使用して、通信を暗号化しましょう。
これは、見知らぬ人の家の電話を借りるのではなく、自分の携帯電話を使うようなものです。
4. アクセス権限を最小限に
アプリやサービスには必要最小限の権限だけを与えましょう。
これは、家の鍵を渡す代わりに、必要な部屋の鍵だけを渡すようなものです。
5. 常に監視と分析を
自分のアカウントやデバイスの活動を定期的にチェックしましょう。
不審な動きがあれば、すぐに対応します。
これは、家の防犯カメラを常にチェックするようなものです。
まとめ
ゼロトラストセキュリティは、
「信頼は与えるものではなく、常に検証するもの」という考え方です。
個人レベルでも、この考え方を取り入れることで、サイバーセキュリティを大幅に向上させることができます。
常に警戒し、検証する習慣をつけることで安全を確保しましょう。
ゼロトラストは難しそうに聞こえますが、日常生活でも実践していきたい考え方ですね。
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