2022/09/21
ワンクリック詐欺などを体験出来るWebサービス「にせサギ」
近年はスマートフォンの普及、インターネット利用者の年齢層拡大などもあり、人の心理や行動のスキを突いた手口も巧妙化しており、騙されてしまう利用者が急増しています。2021年1月から12月までのフィッシング詐欺の報告件数は526,504件で、2020年と比較して約2.3倍となっています。
今回はインターネット詐欺を擬似的に体験することが出来るWebサービス「にせサギ」をご紹介します。
使い方
まずは「にせサギ」にアクセスします。
こちらのサイトでは「ワンクリック詐欺」「偽ウイルスのサポート詐欺」「フィッシング詐欺」「懸賞詐欺」の4種類が体験出来ます。
画面中央で説明や音声の有無、解説の種類が選択出来ます。解説は「やさしい」にすると説明文が全てひらがなに、「教える人向け」にすると実際にインターネット詐欺に関する授業を開催する人向けに重要なポイントが追加で表示されます。
今回は「ワンクリック詐欺」を体験してみようと思います。
実際に詐欺の被害にあう流れの画面と一緒に解説してくれます。ワンクリック詐欺の特徴としてYouTubeなどと同じようなデザインであたかも動画が埋め込まれているように見せかけて、実際に再生しようとしても動画は再生されず別ページへ直接遷移してしまうようです。
「次の解説へ」ボタンをクリックするか動画再生の箇所をクリックすると「動画を再生しますか?」とポップアップが表示されるので「はい」を選択すると次の解説へ遷移します。
すると「カシャッ」というスクリーンショットの音と同時に、まるで個人情報を取得しているかのようにステータスバーが進行し100%表記になりました。
今回筆者は「音声あり」で体験していますが、本当に詐欺の被害にあっているんじゃないかとドキドキしてきますね。
「次の画面へ」で次の解説に遷移します。
個人情報登録が完了したとのポップアップが表示されました。ここで表示されている電話番号に連絡をするように促す文言が記載されていますが、絶対にしてはいけないとの解説があります。
詐欺の被害にあってしまう方は、この段階で不安や恐怖の感情を揺さぶられてパニックとなり、慌てて電話をして金銭を支払ってしまうという流れで詐欺が成立します。
特にページの最後にある「滞納者への対処の流れ」にて「弁護士」や「訴訟」といった単語でますます不安を煽られてしまいますが、この段階では何も問題ないのですぐにブラウザを閉じるか不安な場合はインターネットに詳しい知人に連絡を取るようにしましょう。
まとめ
インターネット詐欺は様々な種類が存在しますが、主流となっている詐欺を事前に体験しておくことで未然に防げる可能性が高まるので非常に良いサイトだと感じました。
普段何気なくネットサーフィンをしていると急に詐欺サイトへ飛ばされるといったこともあるので、少しでも不安に思ったら迷わず閉じるというクセを身に着けておきましょう。
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