2012/06/28
O2Oの現状と活用事例について
最近Eコマースの分野でO2Oというキーワードを目にするようになりました。このO2Oですが、オンライン(情報機器や技術)の活動がとオフライン(実店舗)の購買活動に影響するという意味の用語です。日本のスマートフォン普及率は、MM総研によると2012年3月時点の22.5%となっており、2013年3月には37.7%となる見込みです。そうした中、日本における流通小売業の売上は年々減少しており、スマートフォンを利用した来店促進への取り組みが課題になっています。
欧米では、スマートフォンを活用した来店促進の取り組みが積極的に行われており、AdverTimes 2012年5月15日掲載“オンライン・ツー・オフライン(O2O)はこれからどう近づくか?”によると、流通小売業のオンラインの具体的な活用法は以下の3つのタイプに分けられるようです。
- 販売する商品の値段や商品に関連する情報の提供。
(商品の入荷状況やお店でのイベントなどに関する様々な情報提供も含みます) - この情報提供に合わせたクーポンなどの割引特典やサンプリング情報の配信。
(店舗周辺にいる場合や来店時に得られるサービス提供などGPS機能と連動した取組みも見られます) - スマートフォンを利用した買物決済。
O2Oを利用した有名な事例で、海外流通小売のTESCOの事例があります。仕組みは以下のようになっています。
- 実際のスーパーマーケットの陳列棚のように商品が印刷された巨大なポスターを地下鉄駅構内に設置。
- 各商品にはそれぞれQRコードがついており、スマートフォンのカメラで読み込むことで商品の購入ページへ直接アクセス。
- 購入した商品は後日自宅に配送されるため、ユーザーは店舗に訪れることなく、買い物をその場で完了。
上記のようにすることで、普段TESCOの店舗に訪れないユーザーを取り込むことが出来るようになりました。今までターゲットとして想定できないユーザーもこのように、最新の技術を利用することで、ビジネスの拡大につながる可能性があります。
今後このようなサービスが廉価で出来るようになれば、地方の小売でも普及するようになるため、便利に感じるサービスをご提供できるように考えていきます。
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