2022/05/26
Thunderbirdで謎ファイル「winmail.dat」を開く方法
メールソフトとしてThunderbirdをお使いの皆さんの中には、「winmail.dat」という謎のファイルが添付されたメールを受信してしまい、戸惑ったことがある方がいるかもしれません。
今回はその謎ファイル「winmail.dat」の正体と、簡単に開く方法をご紹介します!
「winmail.dat」とは?
「winmail.dat」とは、メール送信者がMicrosoftの「Outlook」を使っている場合に、たまに発生してしまうものです。Outlookの「リッチテキスト形式」でメールを送ると、そのメールの情報は「TNEF形式」という形に変換されて送信されます。受信者もOutlookを使っている場合はこの「TNEF形式」のファイルを開くことができるので問題はないのですが、Outlook以外のソフトでこのメールを開くと上手く表示されず、「winmail.datが添付されたメール」として受信してしまうことになるのです。
メール内容が本文だけならまだ良いのですが、添付ファイルがある場合、困ってしまいます。相手方が何かしらのファイルを添付した場合、添付ファイルがこの「winmail.dat」の中に含まれてしまうので、これを開かない限り実際の添付ファイルの中身を見ることができないのです。
「リッチテキスト形式」ではなく「テキスト形式」や「HTML形式」で送信しなおしてもらうことでも解決できるのですが、相手の方がパソコンに詳しくない方だったりすることもありますし、二度手間をとらせてしまうのも気が引けます。また、メール相手にOutlook利用者が多い場合、それぞれの方に対して「設定を変えてください」とお願いするのも大変です。
可能であれば、相手方の設定を変えてもらうより、こちらで対策がとれたほうが安心ですよね。
お使いのメールソフトがThunderbirdであれば、以下の方法で簡単に「winmail.dat」を開くことができるようになります!
「winmail.dat」を開くことができるアドオン「LookOut」
やり方は簡単です。「LookOut」というアドオン(無料)をThunderbirdに入れ、有効化するだけです。
まず、Thunderbirdの画面右上のほうにあるハンバーガーメニュー(「三」のようなアイコン)をクリックし、出てきたメニューから「アドオンとテーマ」をクリックします。
左メニューから「拡張機能」をクリック。
「アドオンを探す」の入力欄に「LookOut」と入力して、検索。
検索結果に「LookOut」が出てくるので、「Thunderbirdへ追加」ボタンをクリック。
※「インストール」と表示される場合もあるようです。
画面右上のほうにポップアップが出て「LookOut (fix version)を追加しますか?」と聞かれるので「追加」をクリック。すると「追加されました」と出るので、「OK」をクリック。
これで、あなたのThunderbirdにアドオン「LookOut」が追加されました。
「(○ )」となっている場合は「( ○)」にして「有効化」します。
ここで、一旦Thunderbirdを閉じて、また開きます(再起動)。
すると、先ほどまで「winmail.dat」だった添付ファイルが、開けるようになりました。
やり方は他にもありますが…
このほか、「winmail.dat」を開く方法としては
- 「winmail.dat」の拡張子を変える
- アプリを使って開く
- Webサービスを使って開いてもらう
という様々な手がありますが、いずれも一旦ファイルをダウンロードしてから何かしら作業をしなければならず、少し手間です。Thunderbirdを使っているのであれば、今回の方法なら、一度アドオンを入れて有効化すればあとは普通にファイルが見られるようになりますので、最も効率が良い方法かなと思います。
Thunderbirdを使っていてまだ「LookOut」を入れておらず、「winmail.dat」でお悩みの方は、ぜひ使ってみてくださいね!
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