2021/07/30
あなたは画像フォーマット「WebP」ご存知ですか?
現在Webで利用できる画像の代表的な形式は「jpeg」「png」「gif」になるかと思います。
今回はタイトルにも記載した「WebP(ウェッピー)」について解説をしていきます。
WebP(ウェッピー)とは?
WebP(ウェッピー)とは、Googleが開発した高圧縮率の次世代の画像フォーマットになります。
このWebPは2010年の時点で発表していたものの、対応しているブラウザの種類が少なかったこともあり、あまりメジャーな形式とは言えませんでした。
しかし2018年にFirefoxとMicrosoft Edgeが対応することを発表、さらに2020年にはAppleのiOS14からも対応の発表がありました。
2022年6月15日にはInternet Explorer(IE)のサポートが終了することもあり、現在主流となっているブラウザが着々と対応を完了しています。
メリット
ファイルサイズ
WebPは高い圧縮率を採用しており、同等画質のjpegと比較して25~34%のサイズ削減、pngに関しても26%のサイズ削減が可能となっています。
ファイルサイズが軽くなるということは、ページの表示速度も早くなりユーザーの離脱率を減らすことにも繋がります。
画像の透過
WebPは透過アニメーションにも対応しているため、pngのような背景が透明な画像や、gifのようなアニメーションも可能です。
形式の統一化
上記の通りWebPは「ファイルサイズが軽く、背景透過にも対応しており、アニメーションも可能」という特徴があるため、今まで複数の形式が混在していたWebサイトの画像全てをWebPに置き換えることが可能です。
閲覧するユーザーからは一見分かりませんが、管理側の人にとって形式が1つに統一されるというのは大きなメリットかと思います。
デメリット
対応しているブラウザが少なかったことが主なデメリットでしたが、現在主流となっているブラウザの中で非対応なのはIE11のみとなっています。
他に挙げられるデメリットとしては、画像編集ソフト自体がWebP形式に対応していない場合、一度jpegやpngに書き出した後なにか別の手段で形式を変更する必要があります。
Windows版のPhotoShopではWebP形式を開くと「ドキュメントの種類が適切ではありません。」とエラーが出てしまいます。
こちらに関しては2020年5月にWebPの公式サイトよりプラグインの提供が開始されているので、インストールすることで対応が可能となります。
WebPShop(公式サイト)
まとめ
今回は新たな画像形式WebP(ウェッピー)について説明しました。
上記でも説明しましたが、画像の劣化を抑えつつファイルサイズを軽くすることが出来るのが最大の特徴です。
IE11のサポート終了を機に今後主流となっていく可能性は大いに考えられるので、前向きに導入を検討していきましょう。
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