2021/03/26
【Photoshop】PSDファイルとPSBファイルの違いについて
今回はPhotoshopの拡張子の違いについてご紹介します。
知らない方も多いかもしれませんが実はPhotoshopの保存形式にはPSD以外にもPSBというものがあります。
「.psd」と「.psb」が似ているので分かりづらいですが、違いがあるので説明していきます。
PSBファイルとは
PhotoShop Bigdocument(フォトショップビッグドキュメント形式)の略でPSDでは保存できないような大きなファイル用の保存形式になります。
PSBファイルになる条件
※「5000.psd」が縦幅5000px、「30001.psb」が縦幅30001pxになります。
- ファイルサイズが2GB以上
- 縦幅or横幅が30000px以上
- HDRや32bit/チャンネルの画像
上記の条件のいずれかを満たすと保存形式としてPSDが選択できなくなり、強制的にPSBファイルとして保存することになります。
実際にWebデザインをする際は30000pxも2GBもめったに到達しませんので知らなかった方も多いのではないでしょうか。
ですが、DTPなどをする方になると2GBを超えることもあると思います。
そんな需要のための拡張子がPSBファイルということです。
ちなみにPSBファイルは縦幅、横幅ともに300000pxまでのファイルを作ることが可能です。
PSBファイルのデメリット
- PSBファイルでは一部機能に制限がある
- 古いバージョンのPhotoshopではPSBファイルを開けない
基本的にはPSDファイルと同じようにPhotoshopで編集が可能ですが一部機能が制限されたり、古いバージョンのPhotoshopではPSBファイルを開けないなどのデメリットがあります。
基本的にはPSBファイルで問題ありませんが、サイズが大きいのでPCの処理が重くなってしまったりします。
なので可能であれば縦幅も横幅も30000px以内、ファイルサイズも2GB以内に収めた方が良いと思います。
どうしても収まらない場合の対処方法
手間にはなりますが、PSBファイルの状態でもレイヤーは操作できるので高さが30000pxなら15000pxずつPSDファイルを2つに分割するなどの方法で対応可能です。
まとめ
Webデザインを行う場合、使用する機能に問題ない場合であればPSDファイルでもPSBファイルでも問題ありません。
しかしPCの処理が重くなってしまったり、古いバージョンのPhotoshopで開くことが出来なかったりとデメリットもあるので、ファイルを複数に分割するなどして極力PSBファイルにならないように気をつけましょう。
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