2020/12/23
【Photoshop】写真の要らない箇所を自然に消せる!コピースタンプツール
「写真をデザインに使いたいけど、この部分は要らないから消せたらいいな…」とか、「この部分がもう少し模様が続いてたらいいのにな…」ということ、ありませんか?今回は、Photoshopを使って写真の不要部分を消す方法をご紹介します!
広い範囲で背景を引き延ばしたい方は、↓下記のリンクをご参考にどうぞ。
Photoshopで足りない背景を簡単に伸ばす方法
Photoshopで足りない背景を簡単に伸ばす方法2
使用する機能
今回使うのは、Photoshopの「コピースタンプツール」という機能。
ショートカットキーは「S」です。これで何ができるのかと言うと、「画像内の、ある部分を別の箇所へコピーできる」というものです。言葉で説明しても分かりづらいと思うので、手順を説明します。
まず「コピースタンプツール」を使える状態にすると、カーソルが円になります。この円で、コピーしたい部分を囲みます。円の大きさは、ブラシの穂先サイズを変える時と同様、上部メニューから変更するか、【「」】キーで調整することができます。
上手く囲めたら、「alt」キー(Macは「Option」キー)を押しながらクリックします。これで、コピーができました。
その状態で、他の部分にカーソルを持ってくると、先ほど囲んでいた部分がついてきていますね。この状態でクリックすると、先ほどコピーした部分を貼りつけることができます。
ブラシの設定によってはちょっと薄めにスタンプされると思うので、その場合は濃くなるまでクリックしてください。
この機能の便利なところは、「コピーした箇所と貼りつける場所との距離をキープしたまま貼りつけることができる」というところです。
実際に触ってみると一番分かりやすいですが、↑このように、一度コピー+貼り付けをすると、最初にコピーした箇所が何度もスタンプされるわけではなく、カーソルを下に移動させれば、同じだけ下にある箇所を自動でコピーしてくれます。
要らない箇所を消してみよう!
それでは、本題に入りましょう。用意した画像の中から、サンタさんを消します。
背景が一色ベタ塗りなら、その色で塗りつぶしてしまえばOKなのですが、壁に少し模様があったり、木目の棚があったりするので、そうもいきません。
そこで、コピースタンプツールの登場です。
まず、壁と棚しかない箇所をスタンプツールで「alt」キーを押しながらクリックし、コピーします。あまり広い範囲でコピーしてしまうと余分な箇所までコピーしてしまうので、ほどほどの大きさで取りましょう。
そのまま、サンタさんのところでクリックし、貼りつけます。このとき、棚と壁との境界線がずれないように気を付けてください。ぴったり合わせるのは難しいので、最終的にはぼかしツールなどを駆使して調整することもありますが、最初にスタンプで貼りつける時点で、できる限り合わせておきましょう。
サンタさんが消えました!壁の模様や木目を引き継いでいるので、ただ削除されるだけでなく、最初からいなかったかのように自然に消すことができました。よく見ると少々ゆがんでいますが、ここから細かくスタンプをし直したり、ブラシで塗ったりぼかしたりして整えていけばOKです。
惜しい写真に使えます
「良い背景素材が見つかったんだけど、邪魔なものが置いてあって使えない」とか、「せっかく良い感じに自分の写真が撮れたのに、後ろに変なものが写っているから使えない」というようなときに、この「コピースタンプツール」で要らないものを消すという選択肢を思い出してもらえると、良い素材を諦めずに済みます。また、画像を合成するときにも使えますね。ぜひ試してみてください。
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