2019/06/11
曇りでも大丈夫!写真の天気と時間を編集してみよう
今回は、写真の中の天気や時間を編集する方法をまとめました。
いい感じな写真があるのだけど、曇っていて使いづらい…、綺麗な写真なのだけど、少し独特の雰囲気を出したい…、そんなときに使えるかもしれない小技です。
目次
曇りの写真を晴れにする
まずは一番使いそうな、曇りの写真を晴れにする方法です。
自分で写真を撮影する場合は特に、必ずしも運良く撮影日に晴れてくれるとは限りませんよね。そんなときも、ひとまず写真を撮ってみたあとでPhotoshopを利用して、まるで晴れていたかのように加工することができます。
まずは写真を用意する
これはヨーロッパのとある町の、誰が撮っても絵になる写真が撮れることで有名な(?)場所ですが、残念ながら曇っていますね。
こちらを、晴れさせましょう。
いい感じな青空写真を用意する
結論から言うと、この青空を合成します。
余談ですが、青空の合成は結構よく使うと思うので、お時間のあるときにいい感じな青空の写真をいくつかストックしておくと、何かと便利です。
採用サイトにあるような、さわやかな画像を作るのなんかにも重宝します。
ポイントは、CGかな?と思うような綺麗すぎる写真と、そのへんで撮れたちょっといい感じの自然な写真、2パターンを用意しておくことです。
今回のように、本物の晴れた写真に見せかける場合は、自然な空の写真を使うとなじみやすくて良いです。
この、青空の写真を元写真の上のレイヤーに配置します。
元写真の空の部分を選択
いったん、青空写真を非表示にし、元写真の空の部分を選択します。
境界線が不自然にならないように、選択範囲を適度に調整しておきましょう。
できましたら、この選択範囲で青空写真にマスクをかけます。
ひとまず合成完了!でも…
青空が合成できました!これでかなり明るい雰囲気になりましたね。
でも、何となくまだ暗い気がします。
実は、晴れている時と曇っているときで、違うのは空だけではないのです。
光の強さや当たり方が違うので、建物など他の要素も色や明るさが違ってきます。そのため、空を合成しただけでは物足りないのです。
そこで、建物の色も調整します。
建物を明るくする
建物の明るさ+コントラストを上げ、彩度も上げてみました。さらに「晴れ」感が出たと思います。
これで、実際に晴れた日に撮影した写真にかなり近づきました!おそらく、見比べなければ分からないと思います。
実際はいろいろといじってしまいましたが、基本的に曇り→晴れの加工については、単純に明るさ・コントラスト・彩度を適度に上げればそれなりになると思います。
晴れの写真を曇りにする
次は、あまり使う機会はないかもしれませんが、逆に晴れ→曇りをやってみたいと思います。まずは、写真を用意します。
空を切り取る
今回は、元写真の空をそのまま利用します。
先ほどと同じように、空の部分だけを選択します。
そうしたら、選択範囲をコピー&ペーストします。これで、空の色だけを加工できる状態になりました。
空を暗くする
青空を曇り空にします。単純に、彩度とコントラストを下げるだけでほぼいけます。
微妙な色味が気になる場合は都度調整しましょう。
建物も暗くする
先ほども書きましたように、晴れの時と曇りの時とでは色味が違いますので、建物も加工をしていきます。
ここで、少し注意点があります。
彩度:0%にしない
まず彩度を下げていくのですが、完全に白黒にならないようにしましょう。実際、曇りの日だからといって景色から色がなくなるわけではないので、少し色味を残しておきましょう。
また、今回の写真ではビルの壁に青空が写りこんでしまっているため、せっかく空を加工してもバレてしまいます(笑)
窓などがある場合は気をつけましょう
コントラストは下げる
次にコントラストですが、暗くどんよりさせようと思うと下げたほうが良いように思いますが、実際は少し上げたほうがそれっぽくなります。
特に、景色が暗くなることを考えて、暗い部分がどんよりと暗くなるように加工すると良いかと思います。
企業サイトデザインではほとんど使うことはないと思いますが、作れて損はないので、ご紹介してみました。
空を黄昏れさせる
最後に、先ほど晴れさせた写真を今度は夕方にしてみます。
まずは夕暮れ写真を空の部分に合成します。ここでも青空同様、自然なものを選ぶと良いです。
そうしたら建物を加工していきますが、この空のような赤い光が当たっていますので、全体に赤み(オレンジ寄り)をプラスします。
さらに、昼間よりも暗くなるため少し暗くするのですが、西日が当たってまぶしい部分と、陰って暗い部分の差が大きくなりますので、コントラストは上げましょう。彩度も全体に少し上げると良いです。
曇りほど難しくはないですが、写真にもよると思いますので、試行錯誤してみましょう。
このように、Photoshopを使えば天気や時間をある程度調整できることが多いので、撮影したい日が曇っていても気にせず、写真を撮ってみましょう!
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