2018/01/12
トーンカーブで簡単!Photoshopでインスタ風写真を作ろう
昨年「インスタ映え」という言葉が流行語大賞となったように、もうしばらく流行の続きそうなInstagram。
その影響もあってか、Webサイトでもおしゃれな写真を取り入れたデザインをよく見かけます。
そこで、今回はPhotoshopを使って普通の写真を「インスタ風」に加工する方法をご紹介したいと思います。
いろいろ試してみましたが、一番手早く、それっぽく見える方法を見つけました。
「インスタ風」とは?
そもそも、「インスタ風」といっても人それぞれイメージが違ってくると思いますが、共通しているのは「ヴィンテージ風」「トイカメラ風」といった、古くて色あせたレトロ感のある写真のことを言うようです。
つまり、色味が少し落ちていて、変色していて、若干劣化している感じが出せれば、「インスタ風」に近づけるのではないでしょうか。
インスタ風加工をしてみよう
まず、Photoshopで好きな大きさの長方形シェイプを作ります。あとの行程である「レイヤー効果」を使うときに、写真自体に効果をつけるとうまくいかないので、シェイプに効果をつけるためです。
次に、加工したい写真を配置し、シェイプでマスクをかけます。元の写真が極端に暗かったり最初から色味が入ってしまっている場合は、ここで普通に加工しておいても良いかもしれません。
色味を調整する
「トーンカーブ」で色かぶりを表現します。「レッド」を選択し、一番左下のポイントだけを真上に引き上げます。
同様に「ブルー」を選択し、こちらも一番左下のポイントだけを真上に引き上げます。
次に、写真のコントラストを上げましょう。「トーンカーブ」でも「レベル補正」でも使いやすいほうで構いません。
明るい部分は少しだけ白飛びするくらい明るくし、暗い部分は暗くして、メリハリのあるトーンにします。
そして、色落ち感を出すために「色相・彩度」で彩度を下げましょう。今回は-20くらいにしています。
ここまで加工したものです。すでに少し色あせた感が出ているでしょうか?
劣化している感を出す
まず、最初に作ったシェイプまたは写真自体の端に、レイヤー効果「光彩(内側)」で影を入れます。影の幅や濃さはお好みで調整してください。
今回は「焼き込み(リニア)」でサイズ140px、不透明度35%で調整しています。
「乗算」だと少し濁り、「オーバーレイ」だと薄すぎたので、「焼き込み(リニア)」が一番しっくりきました。
わざとらしくならないように注意しましょう。
次に、レイヤー効果「グラデーション」で、円形に白グラデーションをかけます。写真の中央が少し明るくなるイメージです。
これは、写真の一部が劣化して色落ちしている感じを出すためです。
完成!
普通のさわやかな写真から、少しニュアンスのある「インスタ風写真」になったでしょうか?
雰囲気に合わせて色味を変える
元の写真から少し色かぶりをさせることで雰囲気を変える方法をご紹介しましたが、かぶらせる色によって少しイメージを変えることもできます。
赤味を強めて温かい雰囲気に
先程の「トーンカーブ」の調整では、「レッド」よりも「ブルー」感の強い状態になっていましたが、左下のポイントの上下位置を「レッド」が上になるよう加工すると…。
暖色系の温かみのある写真になりました。
外の写真は涼しげなブルー系、室内写真はほっこりレッド系と、使い分けるのも良さそうです。
ぜひ試してみてくださいね!
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