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2017/07/19

Thumbs.dbが原因でフォルダが消せない問題を瞬時に解決!

投稿者: もの
カテゴリー: トレンド >その他

PC整理の障壁「Thumbs.db」

フォルダ整理をしていると、ときどきフォルダが削除できなくて困ってしまうことがありませんか?
Windows7以降のPCでよくある現象のようです。原因はいろいろあると思いますが、よく出くわすのが下記の画面。

「エクスプローラーによってファイルは開かれているため、操作を完了できません。」

「Thumbs.db」という謎のファイルが邪魔をしていて、フォルダが消せないよ、というメッセージが出てきます。
そんなことを言われても、「Thumbs.db」というファイル自体、目に見えないことも多くて、どうすれば良いのか分かりませんでした。

結局、少し時間を置いて他の作業をしてからフォルダを削除すると、すんなり消えてくれることもあります。
しかし、大量のフォルダを削除したいときや、まとまった時間に一気に整理を終わらせたいときには、不要なフォルダはできるだけすぐに削除したいですよね。
今回、とても簡単な方法を見つけたので、ご紹介します。

謎のファイル「Thumbs.db」とは?

そもそも、「Thumbs.db」とは何なのでしょうか?調べてみました。
「Thumbs.db」というのは、フォルダの中の画像を縮小表示したときに、その縮小表示画像(サムネイル画像)をPCに記憶しておくために生成されるファイルで、これがあることによって、次に同じフォルダ内の画像を再び縮小表示させたとき、より速く表示されるようになるものです。つまり、キャッシュです。

例えば、このように画像のたくさん入ったフォルダを縮小表示させようと思うと、時間がかかりますよね。

でも、「Thumbs.db」ができることで、2回目以降はイチから縮小画像を作る必要がなくなり、速く閲覧することができるようになります。
本来は、フォルダ内をサクサク閲覧するために必要なファイルなんですね。
フォルダに表示されているときには、削除してしまっても特に問題はないようです。

ところが、この「Thumbs.db」の生成が中途半端に終わってしまうことがあるそうです。そうすると、エクスプローラーがずっと「Thumbs.db」を開いている状態となり、「今開いているからこのファイルは消せないよ、消したかったらちゃんと閉じてね」と言われてしまのです。
そうは言っても、姿の見えないものを閉じることはできないので、困ってしまいますよね。

「Thumbs.db」を作り直すという方法

そこで、作りかけの「Thumbs.db」が隠れているフォルダ内で、新しく「Thumbs.db」を作ってしまうという方法があることが分かりました!

1. フォルダ内が空の場合は、適当な画像を入れる

最初にフォルダを削除しようとして、例の「消せませんよアラート」が出た場合、隠れている「Thumbs.db」以外は問題なく削除されていますよね。
その場合は、適当な画像をフォルダに入れ込みます。
何か画像が残っている場合はそのままで大丈夫です。

2. フォルダの表示を「アイコン表示」にする

フォルダ内で右クリック→「表示」→「○アイコン(大小は何でもOK)」を選択します。
縮小画像が並んだ表示に変わりますね。

3. 新しく「Thumbs.db」が生成される

すると「画像の縮小表示」という作業が発生するため、「Thumbs.db」が新たに作られます。この際、前回と違って「Thumbs.db」は完成されているので、エクスプローラーにロックされていることもなく、削除が可能となります。

4. そのままフォルダを削除

これで、不要なフォルダが削除できるはずです!
念のためですが、「Thumbs.db」を再生成させるために適当にフォルダに入れる画像は、消えても困らないものにしましょうね。

このとき、フォルダに入れる画像をCtrl+Cでコピーし、消せないフォルダを開くたびにCtrl+V→フォルダ削除、Ctrl+V→フォルダ削除・・・とやっていくと作業もスムーズにでき、たくさんのフォルダを削除するのに手早くできました。

そもそも「Thumbs.db」を作らないという方法

それでも後で削除するのは面倒なので、「Thumbs.db」を生成しない設定にすることもできます。
「コントロールパネル」を開いて→「システムとセキュリティ」→「システム」と進み、左メニューから「システムの詳細設定」を選択するとウィンドウが開きます。

ここのタブから「詳細設定」を選択し、「パフォーマンス」項目中の「設定」ボタンをクリック、チェックボックスがたくさん出てくるので、「アイコンの代わりに縮小版を表示する」のチェックを外します。
すると、フォルダの内容は縮小表示ではなく、拡張子に合わせたアイコンが出てくるのみとなり、「Thumbs.db」も生成されなくなります。

「Thumbs.db」がどうしても面倒なら、このように設定しておいても良さそうですね。
ただ、フォルダの中のたくさんの画像の中から欲しいものを探すときには、縮小表示ができないと不便なことも多いです。たくさんの画像を閲覧する機会の多い方は、やはり「Thumbs.db」と上手に付き合っていくしかなさそうですね(汗)普段の作業を考えて、使い分けていきましょう。

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