2017/04/12
Photoshopで作業効率を上げる小ワザ3選
Photoshopでデザインを制作していて、色や不透明度を調整したいときには、どのようにしていますか?毎回、指定のボックスに数値を打ったり、マウスのクリックやドラッグで地道に作業している方は必見!
今回は、そんなちょっとした調整を効率よく、楽にできてしまう方法を3つご紹介します^^
同時に微妙なミスも減らせるので、おすすめです。
その1.マウスホイールのスクロールでスムーズ調整
マウスホイール(左ボタンと右ボタンの間のクルクル回るもの)がついているマウスを使っている方なら、ホイールを使って色調整をすると楽です。
まず、シェイプやブラシ等の色を変える時に使う、「カラーピッカー」ボックスを開きます。
ここから色を作るとき、昔は【1】のカラーバーの好きなところをクリックして色相を決め、【2】で好きなところをクリックして明度と彩度を決めていました。
しかしそうすると、なかなか決まったところにクリックできなくてちまちまと作業しなければならず、手も疲れるし時間がかかりました。
また、例えば「明度は変えずに彩度だけ変えたい!」と思っても、どうしても手が震えてずれてしまいます。
そこで、【3】の部分の数値を直接打ち込むことで調整することにしました。
これなら、彩度を変えたければ彩度の数値だけ変えれば良いので、明度がずれることがありません。
しかし、1つ問題があります。
通常、左手にキーボード、右手にマウスで作業をすることが多いと思います。
ところが、数字キーはキーボードの右側にあるので、数値を打ち込もうと思うと、まずマウスドラッグで数値を選択して消し、マウスから右手を離して移動し打ち込む必要があります。
その間、1秒にも満たないかもしれませんが、積もり積もればネックになってきます。
このとき便利なのが、マウスホイールです!
動かしたい数値を選択したら、ホイールを動かしてみましょう。数値が動きます。
この方法なら、マウスから右手を離さずに色を調整することができます。さらに、「Shift」キーを押しながらスクロールすると、数値が10ずつ変わるので、色を大きく変えることも簡単にできます。
そして、キーボードの数字キーでの調整だと目線が【キー】→【画面】→【キー】…と行き来する必要がありますが(ブラインドタッチが得意な方でも、数字キーは少し離れているので多少分かりづらいと思います)、ホイールを使えば目線は画面に向けたままでOKなので、微調整にこだわることもできます。
なお、数値は通常【H(色相)】、【S(彩度)】、【B(明度)】と縦並びになっていますが、それぞれ「Tab」キーで行き来することができます。上から下へは「Tab」、下から上へは「Shift」+「Tab」でいけます。これを覚えておくと、色相、彩度、明度すべて画面だけを見て調整ができますので、とても楽ですよ^^
もちろん、その下の【RGB】で色調整する場合も同様です。
その2.【「】と【」】でブラシのサイズを調整
ブラシの太さを調整するとき、どうしていますか?
通常、ブラシを選択した状態で下のようなボックスを出し、数値を動かして調整することが多いと思います。
この数値も、先ほどのマウスホイールでも調整できますね。
しかし、ブラシを使っていて「ちょっと太すぎるな、細すぎるな」と思うたびに、画面の左上にカーソルを持っていくのって、これも1秒もかからないものなのですが、時間がもったいないです。
こちらは、キーボードのショートカットを使えば楽になります!
まず、ブラシを選択します。カーソルが【○】になっていますが、これがブラシの太さを表していますね。
この状態で、キーボードの【「】と【」】を押してみてください。
【○】が大きくなったり、小さくなったりしませんか?【「】で大きく、【」】で小さくなります。
ブラシはマウス操作で線を描くので、ブラシで作業をするときには右手をマウス、左手の中指を【「】、人差し指を【」】に置いておくと、描きながら調整ができてとてもスムーズです。
特にブラシを使う時は細かい作業をすることが多いので、作業部分に目線を集中させて作業できるのは便利ですよ~。
その3.数字キーで不透明度の調整
レイヤーの不透明度を変えたいときには、やはり数値で調整します。
このとき、レイヤーウィンドウまでカーソルを持っていく時間をカットしましょう。
この数値もホイールで動かせますが、その前に数値をドラッグで選択するのがひと手間かかります。
こういう場合は、数字キーを使うと早いです。
調整したいレイヤーが選択されている状態で、数字キーを押すと、不透明度が変わります。例えば、
- 【8】 …不透明度80%
- 【5】 …不透明度50%
- 【55】…不透明度55%
- 【0】 …不透明度100%
と、なります。0%はないのですが、まあ0%にするくらいなら削除するか非表示にしましょう^^;
これなら、右手に数字キーを添えたまま調整したい対象に目線を集中させられますので、不透明度60%かな?61%かな?という微調整も集中して行えます。
ちなみに、ブラシを選択している時にはブラシの不透明度を調整できます!
便利ですが、レイヤーの不透明度を調整しようとしたのに、ブラシのそれが変わってしまった…ということもありますので、ブラシを使うときは少し注意しましょう。
一瞬の時間も節約しよう
デザインを作っていると、細かいものも含めれば非常に多くの作業をすることになります。そのため、今回ご紹介したようなちょっとした裏技も、作業全体で見たら大きな時間短縮に繋がるかもしれません。
また、数値を意識して調整することで、色が不本意に濁ってしまうなどのミスの確率も減らすことができます。
人それぞれやりやすい方法はあると思いますが、ぜひ試してみてくださいね!
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