2017/01/27
Photoshop CC 2015と旧バージョンとのレイヤースタイルの互換性に注意しよう!
Photoshop CC 2015から、「境界線」や「ドロップシャドウ」など、一部のレイヤースタイル(効果)が複数に増やせるようになりました。
ですが、CC 2014またそれ以下のバージョンではこの機能に対応していません。
新しい機能を使用したデータを旧バージョンのPhotoshopで編集しようとすると、互換性の問題が発生します。そこで、複数の効果を使ったデータを旧バージョンで開くときに注意すべき点についてご紹介します。
CC 2015の機能 複数のレイヤースタイルを追加してみる
まず、複数の効果を追加するには、
- [レイヤーパネル]で対象のレイヤーをダブルクリックし、レイヤースタイルのダイアログを開きます。
- 複数に増やせる効果は、名称の右側に[+]ボタンがありますので、これをクリック(または、左下の[fx]アイコンをクリックして、追加したい効果を選択)
1種類の効果につき、最大10個まで増やすことができます。
複数効果を追加したデータを保存します。
では、複数の効果を持つCC 2015のデータをCS6で開いたとき、実際にどのようになるか見てみましょう。
CS6で開いてみたところ・・・
保存したファイルをCS6で開くと、事前に警告が出て選択画面が表示されます。
選択肢は、レイヤースタイルを統合(正確にはラスタライズ)してしまうか、可能な範囲でレイヤーを保持するか、統合(全てのレイヤーが統合され編集ができなくなってしまいます)の3つです。
[レイヤーを保持]を選択しデータを開くことはできますが、効果を複数に増やしていると、チェックボックスでの表示・非表示に関わらず、旧バージョンでは編集することができなくなってしまいます。
旧バージョンでも編集できる為の対策は?
CC 2015でファイルを保存する前に、レイヤースタイルのダイアログで左下の「fx」アイコンをクリックし、“隠された効果を削除”を選択します。
これにより、チェックがオフの効果は全て削除されます。この状態にしておけば、CC 2015で削除しておいた効果は非表示として処理される為、旧バージョンでも破棄されることなく開けます。
まとめ
他の人に渡すデータで、どのバージョンで開かれるか想定ができない時は、新しいバージョンでしか使用できない機能か確認をした上、互換性を保ったデータで制作が出来るようにしておきましょう!
コーディング業務のご依頼、ご相談の詳細についてはこちらから
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしければシェアしていただければ幸いです。
次の記事へ | 前の記事へ |
WEB業界ならqam!qam(カム)はWEB業界で働く人や興味がある人に役立つ情報サイトです。
マーケティングやデザイン、マークアップ(コーディング)、プログラム、トレンドなどの情報をqamライター陣が執筆。噛めば噛むほど(読めば読むほど)制作・開発や運営・運用、業界知識やノウハウを学ぶことができます。