2017/01/25
【2016-2017】データから見る国内主要SNSの利用動向と特徴
Facebook、Twitterに続いてInstagramでは2015年10月から、LINEでは2016年6月から広告の配信が可能になり、SNSは企業にとって重要な広告・宣伝ツールとなりつつあります。ただ、一口にSNSと言っても各サービスにはそれぞれ異なった特徴があり、ターゲットとなるユーザーや打ち出す内容など、さまざまな観点から最適なSNSを選ぶことが重要です。
そこで今回は、株式会社ジャストシステムが発行している自主調査レポートから、Facebook、Twitter、Instagram、LINEの2016年の利用動向やそれぞれのSNSが持つ特徴について調べてみたいと思います。
調査結果
調査レポートによると、2016年12月時点の各SNSの利用率は以下となります。
- LINE :61.9%
- Twitter :38.7%
- Facebook :34.8%
- Instagram :22.3%
こうして並べてみると利用率はLINEが圧倒的ですね。しかし「じゃあLINEで広告を配信するのが一番良いのでは?」と思うのはまだ早いです。
年代別に見てみると、LINEは10~30代の利用者の比率が非常に高く、若年層に人気の高いSNSであることがうかがえます。また、ほとんどの年代で男性より女性のほうが利用率が高くなっています。
参照:https://marketing-rc.com/report/report-monthly-20170119.html
それに対して他のSNSでは、例えばFacebookは10代の利用率は低く、30代以上、特に男性の利用者の比率がかなり高い結果となっています。
参照:https://marketing-rc.com/report/report-monthly-20170119.html
TwitterはLINEと同様、基本的には若年層に人気の高いSNSですが、30代以上になると女性より男性のほうが利用率が高い傾向が見られます。
参照:https://marketing-rc.com/report/report-monthly-20170119.html
ただ、FacebookとTwitterに共通して見られる傾向として「以前は利用していたが今は利用していない」つまり、利用を止めてしまった人が多い点です。今後どうなるかはわかりませんが、他のSNSの動向次第ではさらに利用率が下がる可能性はありそうです(他のSNSにも言えることですが)。
現在勢いに乗っているInstagramの利用率は2016年1月の13.1%から大きく上昇しています。また、10~30代の女性の比率が圧倒的に高い、という非常にわかりやすい特徴を持っています。ただ、やはり全体的な利用率や知名度といった点では他の3つとはまだ差があると言えます。
参照:https://marketing-rc.com/report/report-monthly-20170119.html
まとめ
データをまとめてみると、だいたいこのような特徴が見えてきます。
LINE
・利用率はSNSの中でダントツ
・若年層(特に女性)の利用率が非常に高い
・ほぼすべての年代で女性のほうが利用者が多い傾向
・10~20代の利用者が多い
・若年層は女性比率が高いが、30代以上は男性比率が高い傾向
・利用率は今のところ安定している
・女性より男性の利用者が多い傾向
・40代以上の男性の利用率が高い
・以前は利用していたが止めてしまった人も多い
・利用者は10~20代の女性が圧倒的に多い
・他のSNSと比較するとやはり知名度は低い
・2016年1月から利用率は右肩上がり(12月に初めて減少)
予想通りのこともあれば、逆に意外だったこともあるのではないでしょうか。もちろんこの結果がすべてではなく、そのまま鵜呑みにしてしまうのは非常に危険です。しかし、このような客観的なデータは企業のSNS活用においてひとつの有効な指標になると思います。もっと詳しく知りたい場合は、サイトから調査データをダウンロードできますので、ぜひ見てみてください。
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