2017/05/09
2016年の企業サイトユーザビリティランキングから
2017年も早いもので5ヶ月が経過しました。昨年の企業サイトで評価の高かったサイトを振り返りつつ2017年の動向を追っていけたらなと思います。トライベック・ブランド戦略研究所が、「主要企業Webユーザビリティランキング2016<企業サイト編>」を実施し、全15業界・150サイトのユーザビリティを5評価軸、全98評価項目で評価していました。そのランキング上位5社を見てみましょう。
1位KDDI
1位はKDDIです。全体的に高得点のスコアを取得しています。グローバルナビから「法人」と「個人」のターゲットを振り分けています。グローバルナビにマウスを合わせると「クリックでメニューが開きます」と表示され、それをクリックするとメガドロップメニューが表示されます。いきなりメニューが表示されるのではないため、必要としていないユーザーにとっては邪魔になることがありません。コンテンツも多すぎず、少なすぎ、伝えたい内容もまとまっているためすっきりした印象を持つことができます。
2位au
2位はauです。1位に比べて「コンテンツの適切性」がマイナスとなっています。ファーストビューに入る情報量の少なさを指摘されているのかもしれません。個人的に画像が荒いのが気になるのと、サイドのグローバルナビが下層コンテンツまでクリックされると嬉しいなと感じました。
3位サントリー
3位はサントリー。タブレット、スマホを意識してのコンテンツの配置だと思われますが、グローバルナビなど自分が見たいコンテンツへの誘導が減点ポイントかと。コンテンツごとの区切りも少し分かりづらく、雑多に並んでいる印象が受けられます。キレイにまとまっているように見えるので、非常に残念です。話が少しそれますが、採用サイトがとても斬新で、話題になったことがあります。動きや構造もキレイに作られているので、コーポレートサイトは残念な結果です。
4位JXエネルギー
4位はJXエネルギー。全体的にキレイに作られたコーポレートサイトという印象です。サントリーより下位というのが少し納得がいかないところですが、しいてあげるとキャラクターを多様しているので、これを変更するのとタブレット、スマホ対応した構造にするだけでも上位に食い込めそうです。
5位日本ハム
5位は日本ハム。グリッドデザインでかわいらしいサイトですが、「ピックアップ」「その他」などのコンテンツエリアのラベルが分かりにくいのが残念です。
まとめ
全体的にグリッドデザイン、メガドロップグローバルメニューが多かった印象を受けました。グリッドに関しては、はやりなので、いまだけかな。。という思いがあります。メガドロップに関しては賛否両論な世相な気がします。どのページからもワンクリックでコンテンツに誘導できるような導線を作りたいと要望があるので、手法の1つとして取り入れる企業は多いです。一方でコンテンツエリアと被るので使いづらいという声もよく聞くことがあります。いずれにせよ、数多くある情報をユーザーにとって最適なコンテンツを提供していくのは今後も変らずの課題になりそうです。
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