2016/07/29
まさに鬼に金棒!Google AnalyticsとSearch Consoleの連携と活用法
WEBサイトのアクセスを計測するGoogle Analyticsと、検索キーワードや順位を調べることができるSearch Console。どちらもWEBサイトのアクセス解析には必要不可欠とも言えるツールですが、この二つを連携させることで、より高度な調査、解析が可能になることをご存知でしょうか。
今回はその設定方法と便利な機能をご紹介したいと思います。
目次
Google AnalyticsとSearch Consoleを連携させよう
まず、対象となるWEBサイトにGoogle AnalyticsとSearch Consoleの設定をそれぞれ行います。(ここではその方法は割愛します)
※連動させるためには「同じアカウントで設定すること」と「アカウントの管理者であること」が必要です。
設定手順
(1)Google Analytics管理画面の赤枠部分「プロパティ」>「プロパティ設定」の最下部にある「Search Consoleを調整」というボタンをクリック
(2)次に「Search Consoleのサイト」項目内の赤枠部分「編集」をクリックすると、「GoogleアナリティクスでSearch Consoleのデータを使用する」というページが新規タブで開きます。
(3)Search Consoleが正しく設定されていれば一覧にサイトのURLが表示されるはずなので、それを選んで「保存」をクリックしてください。これで設定は完了です。
Google Analytics内でSearch Consoleのレポートを確認しよう
Google Analyticsのレポート画面から「集客」>「Search Console」のタブを開くと「ランディングページ」「国」「デバイス」「検索クエリ」計4種類の項目が表示されます。今回はその中から「ランディングページ」を選んでみましょう。
↑設定前はこうだったのが・・・
↑こうなります
ランディングページ、つまりユーザーがWEBサイトで最初にアクセスしたページが一覧表示されるのですが、右側の項目を見てみると「表示回数」「クリック数」「CTR」など、今までSearch Consoleでしか見ることのできなかった数値が表示されているのがわかります。そして、さらに右側には「行動」「コンバージョン」といったGoogle Analyticsで計測している数値が表示されています。つまりSearch ConsoleとGoogle Analyticsで計測しているそれぞれの数値を組み合わせて同時に確認することができるようになる、というわけです。
キーワードだけでなくページ単位やデバイスごとのCTRや平均順位、さらには直帰率やコンバージョン率も並べて確認できるため、例えば表示回数は多いがCTRが低い、タイトルやディスクリプションを見直す必要のあるページを洗い出す、逆に表示回数は少ないがコンバージョン率の高いページの検索結果への露出を増やすといったよりSEO対策に特化したアクセス解析を行う際に力を発揮します。
また、おそらくSearch Consoleの機能でもっとも利用頻度が高いと思われる検索クエリの閲覧もGoogle Analyticsからできるため、確認程度ならわざわざSearch Consoleの画面を開く必要がないのも非常に便利です。
まとめ
簡単な設定だけで使い勝手がぐんと向上するGoogle AnalyticsとSearch Consoleの連携。せっかく両方使っているならやらなきゃもったいない!ということで、まだ利用してない場合はぜひ導入をおすすめします。
ちなみにSearch Consoleのデータ保存期間が90日なのは変わらないため、過去のデータが必要な場合は適宜エクスポートを行ってください。Google Analyticsにはメールで定期的にレポートを送信してくれる機能があるので、これを利用すればうっかり忘れても大丈夫です。
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