2016/06/29
Webサイトに物語を!注目のストーリーテリング型Webデザイン
2016年のWebデザイントレンドとして注目されているストーリーテリング。一言で表すとWebサイト自体が一つの物語になっているというものになります。
それだけではちょっとイメージしづらいので、いくつか参考になりそうな事例を取り上げてみました。
目次
参考Webサイト
三井住友VISAカード デビットプラス
「はじめて持つなら、このカード。」というフレーズから始まるこのサイトは、はじめてのデートや旅行といったシーンごとにカードの役立つ機能がわかりやすく紹介されています。
甲南女子大学 Letters ~拝啓、未来へ。~
大学の校訓と受け継がれてきた歴史が物語のように展開される、まさに「ストーリーテリング」なコンテンツです。
ABOUT LIFE COFFEE BREWERS
東京渋谷のコーヒーショップ。一杯のコーヒーに対する想いやこだわりが写真とともに語られる、非常にお洒落なサイトです。
ストーリーテリング型Webサイトにはっきりとした定義はありませんが、共通しているのは、商品やサービスそのものより、使う場面や情景、経験を伝えることでWEBサイトを訪問したユーザーの想像力や感情に訴求するという部分ではないでしょうか。
Webデザインとストーリーテリング
事例にもありますが、ストーリーテリング型のWebサイトでは1ページで完結するデザインが多く取り入れられています。ページ遷移をしないことで意識を途切れさせず、一つの物語としての結びつきをより強く印象付ける効果があります。
また、ストーリーテリングは近年のWebトレンドであるパララックスや動画を使ったデザインと相性が良く、上の事例でも冗長になりがちな1ページのWebデザインに視覚効果を織り交ぜることで、読み手を飽きさせないよう工夫されています。
ストーリーテリングにおけるテキストの重要性
これまでのWEBにおけるテキストはどちらかといえば、キーワードから検索流入を狙うSEO対策として、また数ある情報の中から読み手に選ばれるためのインパクトやわかりやすさが重視される傾向があったと思います。
しかし、ストーリーテリング型のWebサイトが増えることで、読み手の想像力を掻き立て、その先が気になるような、より技巧的なコピーライティングが求められるかもしれません。
少なくとも特徴やスペックなどの情報を上から並べるだけでは、ぱっと見で分かりやすかったとしても、一つのストーリーとしては成り立ちません。要素を伝える順番や導入の仕方など、全体の流れを意識してページ構成を考えることが必要になってきます。
まとめ
Webサイトの使いやすさ、分かりやすさといったユーザビリティに加え、使い心地や満足感など、そこから得られる感動や体験「ユーザーエクスペリエンス」が重要視されていることからも、ストーリテリング型のWebサイトが流行するのは自然な流れなのかもしれませんね。
Webサイトを通じて知ってほしい価値を、物語のシナリオを描くようにして伝えるストーリーテリング。新しいサービスやブランドのWebサイトを立ち上げる際に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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