2016/04/25
Google Analyticsのディメンションを駆使したデータの絞り込み方法
新年度になりました。今年からWEB担当となり「WEBサイトの問題点と改善案を提出しなさい!」と上司に言われGoogle Analyticsを開いてみたものの、見方がサッパリわからない・・・なんて方ももしかしたらいるかもしれませんね。
アクセス解析の基本は「比較」することです。異なる条件のデータを比較することで原因を探り、WEBサイト改善の手掛かりにするのがアクセス解析の大きな目的。
そして、比較をするためには、条件に合わせたデータを「抽出」する必要があります。今回はこの抽出に便利なGoogle Analyticsの機能「セカンダリディメンション」の使い方を説明したいと思います。
目次
セカンダリディメンションの使用方法
ディメンションって?
ディメンションとは、レポート画面左側メニューにずらずらと並んだユーザー、集客、行動といったデータを表示する「区分け」のことです。
試しに「行動」>「サイトコンテンツ」>「すべてのページ」をクリックしてください。表の左上に「プライマリ ディメンション」と書いてありますね。
↑これらが「ディメンション」
これは「ページ名」が「ひとつ目の区分け」であることを示しています。つまり、セカンダリディメンションとは「ふたつ目の区分け」を設定するという意味になります。
セカンダリディメンションを使ってみよう
それでは早速セカンダリディメンションを使ってみましょう。すでに見えている「セカンダリディメンション」のタブをクリックすると、何やらいろんな項目が出てきます。今回はその中から「ユーザー」>「デバイスカテゴリ」を選択してください。
すると新たにdesktop(PC)、mobile(スマートフォン)、tablet(タブレット)別の数値を表示する「デバイスカテゴリ」の区分けが追加されました。現在このリストは「各ページ(プライマリディメンション)」の「デバイス別(セカンダリディメンション)」のアクセス数を表示していることになります。
アドバンスフィルタでさらにデータを絞り込み
セカンダリディメンションから少し右にいったところに検索窓がありますね。その横の「アドバンス」という文字をクリックしてください。すると条件で絞り込みができるようになるため、下図のように入力し、適用ボタンを押してください。
これで「各ページのモバイルからのアクセス数」だけを抽出することができました。
よく使うセカンダリディメンション
セカンダリディメンションは非常に種類が豊富ですが、よく使う項目はそれほど多くありません。
- 「ユーザー」>「デバイスカテゴリ」(PC、モバイル毎)
- 「集客」>「デフォルトチャネルグループ」(検索、リファラ等アクセスの方法)
- 「行動」>「ランディングページ」(最初にアクセスしたページ)
まずはこれくらい覚えておけば大丈夫かと思います。あとは必要に応じて使いながら覚えていきましょう。
まとめ
条件を細かく絞り込んでいくことは、データの精度を高め、ひいては効果的なアクセス解析へと繋がっていきます。ディメンションを駆使して自由自在にデータを抽出し、ぜひアクセス解析に役立ててください。
次回はアクセス解析のもうひとつの基本「比較」について書いていきたいと思います。
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