2016/02/17
WEB制作者のためのLinux入門
普段WEB制作者として仕事をされている方はほぼWindowsやMacで作業されている事と思います。
しかし中には「自分でFTPユーザのパスワード更新をしなければならなくなった」などの理由でコマンドラインから直接Linuxを操作しなければならない状況になった事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コマンドラインからLinuxを操作するという行為については、文字だけで画像が全くない画面で全ての操作を行うので初めての場合かなり抵抗がありますよね。
また、そもそもどうやったらコマンドラインから操作できるのか全く分からないという方も多くいらっしゃると思います。
今回はそんな方々の為に、コマンド操作に対する抵抗感を少しでも減らして頂くための基礎知識を知っていただこうと思います。(Windows版にて解説します)
Tera Termのインストール
以下のサイトから最新版のTera Termをダウンロードします。
https://osdn.jp/projects/ttssh2/releases/
ダウンロードが完了したら、ダブルクリックしてインストールを行ってください。
Tera TermからLinuxにログイン
Tera Termのインストールが終わったらデスクトップにアイコンが出来ていると思います。
ダブルクリックしてTera Termを起動します。
すると以下のような画面が立ち上がってきます。
ホスト、TCPポートを入力してOKボタンをクリックします。
ホストの欄には接続先のLinuxのIPアドレスもしくはホスト名を入力します。
※TCPポートは大方22ですが、環境によっては違う値になっている事もありますので、その環境で決められている番号を入力します。
すると以下のような画面に切り替わります。
ユーザ名、パスフレーズを入力してOKボタンをクリックします。
ログイン認証に成功すると以下のような画面になります。
基本となる操作
ここまででめでたくLinuxにログインすることが出来ました。
まずは今現在いる場所(ディレクトリ)を確認してみます。
キーボードでpwdと入力してエンターキーを押します。
すると/rootと表示されました。
これはどういう事かというと今現在/rootという場所にいるという事です。
この場合ですとrootでログインしていますのでログイン直後はrootユーザ自身のホームディレクトリにいるという事になります。
では違う場所に移動してみましょう。
キーボードでcd /と入力してエンターキーを押しました。
/という場所に移動したということです。
そしてlsと入力して/という場所の配下にあるディレクトリやファイルの一覧を表示しました。
なにやらbinとかvarとか聞きなれないディレクトリ名が付いていますね。
これらはLinuxに最初から入っているシステム本体やアプリケーションなどです。
重要なファイルなのでいきなり消したりしないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はLinuxにログインしてディレクトリを移動しただけですが、基本的な操作の仕方は他の操作に関しても同じです。
行いたい動作のコマンドがたくさん用意されていてそれを使って操作をする。
たったそれだけの事なのです。
コマンドは利用しているうちに徐々に覚えていきますが、慣れないうちは「linux コマンド」などで検索すると色々なサイトで解説されていますので、それを見ながら行えばいいと思います。
黒い画面とコマンドでの操作への抵抗感さえなくなればGUI(Windowsみたいに画像で操作するインタフェース)から操作するよりもむしろCUI(コマンドラインで操作するインタフェース)の方が楽な事も多いです!
ぜひ頑張って使ってみてください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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